harp.glとは
数年前はweb上に地図を描画するには、単に静的タイル画像(png, jpg)をブラウザ上に位置を合わせて貼り付けること
だけでした。主にOpenLayers,leafletがその代表的にフレームワークでした。実際昔のGoogleMapもそうでした。
最近は主流のブラウザがWebGLを対応するようになってから、WebGLを利用した3Dベースの描画方法が広がっています。
GoogleMapは特にそうですが、Mapbox GL JSもその典型になります。
harp.glもMapbox GL JSと非常に似ていて、three.jsベースにオーペンソースで開発された地図レンダリングエンジンです。
今日はharp.glについて、調べた内容を書きます。
ソースコード
ソースコードはgithubに公開されています。
TypeScript言語で書かれています。個人的にはピュアなJavaScriptであってほしかったな。。。
速度
厳密はベンチマークはしていませんが、geojson-viewer
サンプルサイトに50Mのgeojsonファイルを投げたところ、サクサク描画されます。流石のGL powerと思います。
注意事項
Open sourceではありますが、完全にフリーではありません。
実際開発で利用したい場合は登録して、TOKEN発行が必要です。
現時点でフリーで利用できるリミットは下記通りです。
- Location Services
250K Transactions per month
5K SDK Monthly Active Users
250 Assets per month
Pay per additional Transactions
- XYZ
2.5GB Data transfer per month
5GB Database storage per month
Pay per additional Data transfer or Database storage
詳細はhere開発者サイトをご確認ください。
感想
フリーのデータソース(例え、地理院地図タイル)をTOKENなしで、描画したかったが、どうやらそれができないようです。残念でした。
実際コーディングして使うまで至りませんでしたが、描画のパフォーマンスはよさそうです。必要な時にまた研究します。